みそじで復活!!ミニ四駆改造奮闘記。

復活して一度は冷めたミニ四駆熱が再び走り出しました。

ぶるぶるシステムを搭載してみよう!(片軸シャーシ制震)【奮闘記・第213走】

こんにちは。みそじでミニ四駆復帰しました お〜ふぁくとりーです。

 

片軸シャーシがMSシャーシのフレキシブルに対抗するためには制震をどうするか?が鍵になると思います。

MSシャーシの場合は3分割構造で出来ているのでバネが仕込みやすい形状なのですが、一体型で軽量な片軸シャーシには仕込みづらいのが現状です。それでも各シャーシをフレキ化しようと様々なアイディアが生まれています。

S2シャーシのフレキ化は構造上難しいのですが、違う方法でマシンを制震させることが出来ないのか?と思っていたところ、やはり先駆者がいたようです。

通称“ぶるぶるシステム”と呼ばれているようでして、調べてみるととても面白そうな仕組みでした。今回は先駆者の知恵をお借りしてみることにします。

ぶるシスに必要な部品はこちら…

 


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520ボールベアリングとマルチセッティングウエイト。

 

ぶるぶるシステムがどのような仕組みなのかと言いますと、ホイールとシャーシの間に振り子のようにウエイトをぶら下げる仕組みのようです。

 


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※振り子のイメージ。

このウエイトが着地時に前方へと回転し、跳ねを打ち消す役割があると思われます。(実際の動きは把握していないのであくまでも推測)

シャフトに通してぶら下げるので抵抗の少ない520ベアリングを使用。

製作するにあたって520とウエイトを繋ぐモノが必要となるのですが、FRPを加工するのが一般的のようです。

私もFRPにしようかと思ったのですが、他に使えそうなパーツがないかと検討してみたところ、良さそうなパーツが見つかりました。

 


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MAシャーシのモーター外すやつ…

 

プラなので強度は弱いのですがこの形状は

『ひょっとしたらひょっとするかも?!』と妙な予感がしましたので決定。

小さな穴の部分はウエイトを固定するビス穴として使用して、突起部分は切り落として520ベアリングを嵌め込みます。

 


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5㍉径で穴を拡張しました。

小さな部品は固定しづらいのでドリルの扱いに注意が必要です。

 


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そしてウエイトを取り付けるためにこのように加工しました。プラ部品なのでウエイト側を削るのもアリですね。きちんと嵌まるように調整したら520ベアリングを瞬間接着剤で固定します。

(ベアリングに付着しないように要注意。)

 


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振り子部品の完成。

 

うん、使えそうな気がします。実際に取り付けてみましょう。 

 


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ぶるぶるシステムの完成。

シャフトに通して回転させてみましたが、スムーズに回転しました。ですがスペースのない部分に仕込むので極力厚みを薄くしたいものです。もうひと工夫します。

 


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ウエイトに皿加工をして皿ビスを使用。

これによりビス頭分薄くすることに成功。

これをもう1つ製作してマシンにセットしました。マシンが完成したらシステムの効果を走らせながら検証してみようと思います。

ぶるぶるシステム製作の紹介は以上です。

 

 

【今回のぶるぶるシステム製作に使用したパーツの詳細です】

 

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余談ですが、ぶるぶるシステムを搭載するには72㍉ロングシャフトを使用して貫通ホイールにするとクリアランス調整が楽になります。

ホイール径によってウエイトの位置が変わるのでどの径に最適なのかは分からないのですが、今回は大径ホイール用として製作しました。シャフトの回転によりウエイトも回転しそうなので位置や重さの調整はシビアなのかもしれません。それと前輪だけに取り付けるのがいいのか後輪がいいのか、全てがいいのか…

 

S2シャーシにとっては課題である制震を実現してくれるシステムなのでしっかりと調整して実用していきます。

片軸シャーシ愛好家のレーサーの方は試してみてはいかがでしょうか?MSフレキばかりの風潮を共に一掃していきましょう!!

 

再び来るぞっ!片軸の時代がっ♪

 

今回は ここまで。

それでは みなさんも

レッツ エンジョイ ミニ四駆ぅ〜っ♪

 


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